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Choose life 2011

「虹の女神」★★★★★



祝日の夕方、シネコン。
観客は、7人しかいなかった。なんたって「デスノート」が同時上映ですから。
そんな中、私は大号泣でした。でも、正直これって「恋愛写真」と構成が似ているカモ・・・。

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あの距離感が、現実的でせつない。
あおいの気持ちが痛くてせつなくて・・・いつのまにか自分と重ねていた。

居心地が良すぎて、ふと気がついたときには友達でしかない。
それを知ってしまったから、もう好きという言葉が出ない。
そして、いつものように接してしまう。意地を張ってしまう。
君の恋を応援してしまう。後悔する。
《いつでもあたしは、あなたの優しさにいた。「大好きになれない」そのコトバもそう。〜〜〜〜〜あれから、はじめてあなたのワガママを見た。嬉しくって、おかしくって、くすぐったい。その時、分かった 友達の証なのね。〜〜〜〜「Let it hi/ハイソックス」より》高校の頃に組んでいたバンドのオリジナル曲の歌詞。友人が作ってきたこの歌詞を見た時、とてもせつなくなったのを思い出した。

「虹の女神」★★★★★_b0062337_1151253.jpg


作品中のコトバは、日常的で同じ目線だった。

「優柔不断な所も好き。
 根性ない所も好き。
 ひとりじゃなんにも出来ない所も好き。
 鈍感な所が好き。
 笑った顔が一番好き・・・・・。」
あおいが、紙の隅っこに書いたコトバ。声に発することがなかったコトバ。

この映画を見た日の夜。
私は電話をしていた。そして、ふいに言われた。
「思ったことは、コトバにしなきゃ分からないよ。よくさ、言わなくても伝わっているっていうけど・・・」
まさに、映画を見て感じたことを言われた。思わず、映画の感想を言った。
そして、思ったことを声に発してみた。もしかして一方的だったのかもしれない。
伝わってないかもしれない。でもコトバを声にして発した。

公式ホームページ http://rainbowsong.jp/start.html

「虹の女神」★★★★★_b0062337_18115542.jpg


【解説】
『ラブレター』、『スワロウテイル』、『リリイ・シュシュのすべて』、『花とアリス』などの名作を生み出した岩井俊二監督による初プロデュース作品。岩井俊二の強い希望により原案を書き下ろし、脚本にも参加したのは『イノセント・ワールド』の作家、桜井亜美。
岩井俊二と桜井亜美の身近な人の死をきっかけに生まれたストーリー。

【ストーリー】
岸田智也(市原隼人)は小さな映像制作会社に入社したばかり。撮影現場では上司から罵声を浴びる毎日を送っていた。そんなある日、友人からの電話で、大学時代の親友・佐藤あおい(上野樹里)が飛行機事故によりアメリカで命を落としたことを知る。
『虹の女神 Rainbow Song』
2006年10月28日[土]〜全国東宝系ロードショー
プロデュース:岩井俊二
原案:桜井亜美 脚本:桜井亜美、斎藤美如、網野酸(岩井俊二)
監督:熊澤尚人
出演:市原隼人、上野樹里、蒼井優 ほか
2006年/日本/1時間57分/東宝配給



by bantan_hq_21 | 2006-11-06 22:10 | 映画紹介

大人になるって大変だな。社会にもまれながら、色んなことを吸収している日々。そんな日々を書いてます!
by bantan_hq_21
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